こんにちは、ちゃきんです
先日、鹿児島県日置市日吉町にある「嘉之助蒸留所」の見学ツアーに家族で参加して参りました
この「嘉之助蒸留所」で作成されたウイスキーは、これまでに数多くの賞を受賞されており、
今年開催された「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023」でも洋酒部門で「最高金賞」を受賞されています
鹿児島県に、しかも幼少期より馴染みの多い「日置市」にそんな素敵な場所がある事を知り驚き、是非見学してみたいと考え、早速行動した次第です
今回は、蒸留所見学の様子を記事し、皆さんが鹿児島内における梅雨の時期のおでかけや、
また、鹿児島へお立ち寄りされた際の、観光の参考になれば幸いに思います
見学ツアーの終盤には、西野亮廣さんの著書「夢と金」でも取り上げていた、何とも「ラクジュアリー」な体験を味わう事が出来ました
是非、最後までお付き合い下さい
嘉之助蒸留所の「位置」
「嘉之助蒸留所」は、鹿児島県の中にある薩摩半島の西岸、東シナ海に面した位置にあります
- 住所:鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
「鹿児島中央駅」から、車で約40分(Google マップでは約31分)
「鹿児島空港」から、車で約1時間(Google マップでは約51分)の場所に位置します
スタッフの方の説明では、鹿児島県内の方々だけでは無く、県外、更には国外からも、多くのウイスキー好きの方々が見学ツアーや、ウイスキーの購入を目的として、この「嘉之助蒸留所」まで足を運ばれる様です
交通機関の事情より、遠方のお客さんは、「タクシー」で訪れる必要がある様です
最寄駅は、JR「東市来駅」と「伊集院駅」が同じくらいの距離と、所要時間の場所へ位置します(約15分程度)
鹿児島中央駅からだと、「伊集院駅」が2つ駅の中で1駅手前の駅となりオススメです
私達が訪ねた際も、雨が強い天気の中、午前中のツアー(10時半開始)にも関わらず、遠方からのお客さんが数組参加されていました
注目の高さが感じられます
施設の概要
こちらでは「嘉之助蒸留所」の施設概要をご紹介致します
- 営業時間:10時~16時半
- 定休日:月曜定休(祝日にあたる場合は営業)・年末年始・臨時休業あり
- 入場料:無料
「SHOP」と東屋のある庭部分の「GARDEN」には、営業時間内は自由に入場できる様です
- 蒸留所見学:1人1,000円(税込)※要予約
ウイスキー製造工程の見学と、テイスティングの体験が出来るツアーです
所要時間は45分~1時間程度
①10時半からと、②13時半からの2ツアーがあります
蒸留所見学は、「20歳」以上の方より見学料が必要となります
私達は、夫婦と小学生3人の家族5人で利用致しました
事前の案内から「20歳以上が見学料の対象」の内容を把握出来ておらず、5人で5,000円の支払いとなる事を想定していた為、思いがけず2人分の料金となり、ラッキーでした☆
蒸留所見学ツアーの予約は、「公式ホームページ」よりお申し込み出来ます
いざ、蒸留所見学ツアーへ
当日は、施設へ10時15分頃に到着しました
私達は、1ツアー目の「10時30分」からのツアーとなります
入場後、受付で予約内容を伝えると、入場口近くの申し込み書の記載へ案内されます
申し込み書の提出時に、当日のドライバーの人数確認が行われます
見学ツアーの最後、テイスティングが予定されている事から、飲酒運転を避ける為に必要な確認です
ドライバーに未成年者と、アルコールを飲めないお客さんには、ソフトドリンクを提供して頂けます
このソフトドリンクも、申し込み書提出の際に、メニューから選択する事になります
当日、妻は「紅茶(HOT)」を、小学生の娘3人は揃って「コーラ」を注文致しました
必要な受付作業の後、パンフレットと人数分のチケットを受け取ります
受付作業後は、家族全員お手洗いを済まし、出発時間に備えます
余談ですが、2017年に完成した同施設は、隅々まで綺麗に整備されており、お洒落な空間が作られていました
お手洗いさえも、高級ホテル級の場所の様に、驚くくらいにピッカピカで、お洒落~~な造りでした
綺麗過ぎて、落ち着かないくらい(^0^;)
出発時間の10時30分を迎え、ツアー担当のスタッフの方に建物の見学フロアへ案内されます
「大雨」でしたが、移動の通路の大半に屋根があり、1箇所(2mくらい)以外は、雨の影響を受ける事も無く、ほとんど支障を感じませんでした
ツアーでは、スタッフの方が製造工程に合わせた各箇所で丁寧に、蒸留所の歴史や、工程の詳細について説明下さいます
ツアーへ参加した数組の中で、妻と私が食い入るように説明を聞き、妻に関しては、興味を持ったのか、何回も質問をしていました
心なしか、妻が質問する度に、スタッフの方も「乗って」来たのか、饒舌になり、説明により一層の熱が入っていた様に感じました
製造工程の見学ツアーは、「マッシュタン(糖化槽)」、「ウォッシュバック(発酵槽)」、「ポットスチル(蒸留器)」、「樽充填場」、「ウェアハウス(貯蔵庫)」の順番に進みます
蒸留器の前で、子ども達3人の写真撮影も出来ました
間近で見る蒸留器は、迫力がありました
この「ポットスチル(蒸留器)」が3基備えてあることは、世界的に見ても珍しく、豊かな香りや味わいへこだわっている、「嘉之助蒸留所」の大きな特徴だそうです
見学ツアー中は、製造中のウイスキーの香りを感じる事が出来ます
私の様に「にわか」でも、ウイスキー好きには堪らない空間です
香りに敏感な長女は、ちょっと苦手な様でした(成人を迎えてから、またリベンジ出来ると良いな)
製造工程のラストに位置する「ウェアハウス(貯蔵庫)」は、樽を寝かせ、熟成させる工程との事です
1階から2階に渡る広いフロアに、所狭しと、沢山の樽が積まれて保管されていました
スタッフの方曰く、この樽の1つ1つが、「樫(カシ)の樹」で丁寧な作業により作られており、通常サイズの樽では、「初任給の2ヶ月分程度」のお値段がすると、お話されていました
それが、軽く100を越えて保管されている・・・
良いウイスキーを製造するには、想像以上に製造時の費用もかかる様です
製造工程の見学は、以上となります
子ども達は、小学校の遠足等で「工場見学」の経験がありましたが、家族揃って「工場見学」の体験は初めてでした
「家族揃って工場見学」出来た事が、長女にとっては印象に残り、良い経験になった様でした
製造工程の見学後は、本ツアーのメインとも言える「テイスティング」へと向かいます
ラクジュアリー体験「THE MELLOW BAR」
製造工程の見学後は、テイスティングを行う部屋への移動します
フロアの名称は「THE MELLOW BAR」
「BAR」の名称ではありますが、本フロアは、「蒸留所見学ツアー」へ参加された方のみ限定で、利用する事が出来るとの事です
何とも言えない特別感です
扉を開きフロアへ入室すると、一気にお洒落な空間が広がります
窓の外には海景が広がります
当日は、生憎の雨の天気でしたが、それでも、雨の激しさと波が立つ海の迫力ある様子を、落ち着いた空間から眺める事が出来、味わい深い景色に感じられました
BARの席には、テイスティング用のウイスキーと、受付で選択したソフトドリンクが綺麗に並べられ、私達の着席を待っていました
普段の生活では、味わえない空間に、普段はどこに行っても騒がしい3人娘も、この時は借りてきた猫の様でした
着席し、いよいよテイスティングです
スタッフの方の説明を受けつつ、左から順に1つずつ頂きます
一番左のグラス、透明な液体が蒸溜直後のものとなります
透明な状態が最もアルコール度数が高いそうです
軽く口に含み、舌に触れる程度の量でも、痺れる程の強烈さを感じ、一気に酔いが回る感覚を覚えました
左から2番目になると、熟成が進み、色がつきアルコール度数も抑えられます
まだまだアルコール度数が高い状態ですが、「透明」の後に頂く事で、不思議に「甘さ」を感じる事が出来ました
そして、最後が一番右、左から3番目のグラスが、熟成期間を経て完成に至ったウイスキー「シングルモルト嘉之助」です
濃度の濃い、透明色のものから順番に飲み進めて影響か
アルコール度数「59%」と非常に高いにも関わらず
甘さが増し、口当たりも優しく感じられました
普段、買い求めやすいウイスキーを好んで飲んでいる私ですが
この時だけは、贅沢な空間に、多くの職人さんの努力の結晶である「シングルモルト嘉之助」を頂き
贅沢な味わいを堪能致しました
何ともラグジュアリーッッッッ!!!!!!
(ラグジュアリー:〈意味〉豪華な・贅沢な・贅沢さ)
本来の「ラグジュアリー」の使い方とは異なるかもしれませんが
入場料1,000円で
大雨の中
小学生の3人娘を含む家族5人が揃って
見学ツアーへ参加した方限定の豪華な空間で
貴重な「シングルモルト」を頂ける
私にとっては、まごうことなき「ラグジュアリー体験」でした
娘たちに、今の内に多くの景色と体験を味わって欲しいと考えている私としましては、「嘉之助蒸留所」は、期待以上の素敵な場所となりました
制作工程の見学ツアー、非常にオススメです
20223年 洋酒部門「最高金賞」受賞のウイスキー
冒頭でも紹介した通り
「嘉之助蒸留所」で作成されたウイスキーは、これまで数多くの賞を受賞されています
今年開催された「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023」でも洋酒部門で「最高金賞」を受賞されています
施設へ足を運びますと、「1人1本限定」で、この最高金賞を受賞された「シングルモルト嘉之助 2023 LIMITED EDITION」を購入する事が出来ます
購入の際は、購入希望用紙へ、住所、氏名などの必要次項を記載して受付へ提出し、記載内容の確認など、丁寧な手続きを経て購入する形となっています
電話やメールでの連絡による予約やお取り置きには対応されていない様です
「1人でも多くのお客さんに味わって欲しい」
そう行った作り手の願いが込められ、販売においても丁寧な手順を踏んでいるとの事でした
探してみますと、施設店頭での販売価格とは異なりますが、2023年7月上旬時点では、Amazonなど、WEB上での販売も取り扱っている様です
本数に限りがあるかと思いますが
ご興味のある方は、この機会に是非、貴重なラグジュアリーな味わいを体験されてみて下さい
おわりに
今回は、鹿児島県日置市日吉町にある「嘉之助蒸留所」に関して記事に致しました
皆さんのおでかけや、「ラグジュアリー体験」に向けた参考になれば幸いです
ここまでお付き合い下さり、誠に有り難うございます
次回も、是非、お立ち寄り下さい
ちゃきん
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